・平和でなければ、日本のような資源のない国は、
一日たりとも生きていくことができない・・・
国の内外からたとえどんな批判を受けようとバカに
されようと、「和」の精神を貫き物心両面で国際政治という
枠を超越して各種の援助や支援・資金等々を与え続けることこそ、
日本、そして日本人の生きる道なのである(p221)
「敗者の論理 勝者の論理」増田 俊男(2005/06)\1,470
【私の評価】★★★☆☆(73点)
■今日の混乱の原因の一つには、国家の根本となる
”戦略”つくりがなされていない、ということが
あるのではないでしょうか。
たとえば、派兵を考えるときなどでも、
日本国内を中心に、あるいは自分の政党(省)を中心に、
またアメリカの意向を中心にして考えるという傾向が
あるのだと思います。
■もちろん、日本の国益、安全保障を考えた同盟関係を
大切にすることは国際関係の王道だと思います。
が、それがそのときのマスコミ、政党のバランスなどに
よって右往左往するところに問題があると思うのです。
■また、日本人が忘れている大切なものに、
日本人の素晴らしさ、道徳心があります。
国際政治にしても、自己重要感に欠ける一面が
あるように思われるのです。
■アメリカという同盟国が衰退してきた状況で、
資源を持たない日本という国家が生き残っていく
ために、これからが本当の正念場だと思います。
そのためにも、国の内外から批判されようが、
これを貫き通すといった”戦略”が求められて
いるのではないでしょうか。
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敗者の論理 勝者の法則
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増田 俊男
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