・乱世の大活躍をするのは商人だな。・・・
これからは、万事が金の世になるのじゃろうな。・・・
士魂がすたるれば、自然そういう世になる(p223)
「五郎治殿御始末」浅田 次郎、中央公論新社(2006/01)\620
【私の評価】★★★★☆(82点)
■生きていく上で、お金が大切であるというのは
言うまでもありません。
各個人が、お金を稼ぐために工夫し、
努力し、頑張っているのです。
つまり、お金が、よりよいサービスの原動力となり、
発展の基本となっているのです。
■ただ、そのためには、お金というものが、
正しく使われなくてはならないと思います。
公正に、より良いサービス、製品を提供した人に
お金が集まる。お金をより良く使ってくれる人に
お金が集まってくるということです。
さもなくば、銀行強盗や詐欺で集めたお金も
お金だから同じなどということになれば、
社会の進歩ではなく、逆に混乱を生み出すことに
なってしまいます。
■したがって、お金は価値の流通手段として、
正しく理解し、使われることによって、
その真価を発揮すると思うのです。
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五郎治殿御始末 (中公文庫)
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浅田 次郎
中央公論新社
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おすすめ度の平均:
魂だけは売り払わない誇り高き侍たちの物語引きずってきた過去との折り合いに苦しむ男たちの物語
曾祖父は戊辰戦争のただなかに生まれたことになる
浅田劇場が本作でも堪能出来ます。
出色
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この記事へのコメント
1. Posted by Chun 2009年06月03日 09:46
コメントを頂戴しながら、気が付かず大変失礼しました。また、ご来訪ありがとうございました。
本の中の一節を取り上げて「今日の名言」として掲載されるのは、とりとめもない感想文や書評を書くより大変のような気がします。今後とも頑張って続けてください。
本の中の一節を取り上げて「今日の名言」として掲載されるのは、とりとめもない感想文や書評を書くより大変のような気がします。今後とも頑張って続けてください。